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un efecto mariposa

あの一言がなかったら、こう一言を添えることができたら、あの時駆けつけることができたなら、あの時殴りつけていれば、別れよう、と云えたら、別れたくない、と云えたら、と、魘されることが、ないわけではない。
だがそうした選択肢が刻々訪れようと、私を構成するエレメントにエフェクトはしないのではないか、という諦念を持っていて、それが果たして正しくても間違っていても、私には明日訪れる選択肢を、選ぶか、選ばずに委ねるかしかないのである。


何年か前に流行った映画「バタフライ・エフェクト」を深更に。
ギリギリまで編集を重ね、あの時間で一切の説明不足なしに、唯一の結末で(DVDボーナスの別エンディングは、案の定見なきゃよかったが)纏め上げたのはお見事。
運命によって転変する女の子はよく描けていると思ったのに対して、女の子の兄もまるで別人格になってしまうことには、致命的な手抜きを感じた。
チェーホフの「可愛い女」に描かれる、愛人が変わる毎に全く別のことを喋る女性こそ、可愛い女であると私が思っているせいでもあろうが、環境が変わることで友達の愛犬を焼き殺す少年が思いやり深い青年になるとは、どうにも信じられない(運命の転変で宗教と出会う、ことにしている一つのシナリオがあったが、それこそ手抜き以外の何物でもあるまい)。


だが、人が人を救う、ということの無理については、核心に触れていた。
人は偶然に人を救うことは出来る。
しかし必然に人を救おうと思ったら、ひと一人の命じゃ、とても足りない。
救う、を守る、としてもいい。
絶対に守りたい、と思ったら、まず己を消滅させることだ。
消滅しても、守れないことを、前提として。
それは彼女や家族の前からかもしれないし、この世からかもしれない。
愛し合う、ということが有り得ることだとしたら(私は、結局それを信じていない)、一緒に消滅できるのかもしれない。
「あなた」がいなくなっても、「私」に明日が来る。
その悲しみ以外は、センチメンタルだ。


日曜の午後は「坂のある非風景」というブログを読んで過ごした。
近所の子等の輪に入れずにしょんぼりと帰ってきた長男の、足を拭いた。
賭すことのほかにすべきことがないことがわかっていても、捨てるものの大きさに、血が凝る思いがする。そのままの気持で過ごしている。考えることを、耐えることで放棄している。


「THE BUTTERFLY EFFECT」をスペイン語にして(本来はEl Efecto Mariposaなのだろうが、"un"にするというエフェクトを、能動的に行った)この日記に冠するだけで、何かが変わるかもしれない。
何かが変わるかもしれない、と待っているには、臓腑がもたなくなってきた。
あなたは頭でばかり考える、と、何人の女性に云われようと、
私には考えることしか、できないのだ。
  1. 2007/09/24(月) 04:05:29|
  2. cine
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

カレンダーがかっこよくて
何度も更新してしまいました。
  1. 2007/09/24(月) 17:45:19 |
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  3. 新茶 #-
  4. [ 編集]

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A mi mismo:
この夜、凶なきか。
日の暮れに鳥の叫ぶ、数声殷きあり。
深更に魘さるるか。
あやふきことあるか。

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