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sangre y huesos

崔洋一『血と骨



私も、あなたの隣で眠る男も、金俊平と、何も変わらない。
特別ではない男の物語だ。
ここには何のポエジーもない。
寓話であるが、神話ではない。


たけしから放たれたのは、暴力ではなく、愁い、それだけである。
オダギリジョーは、無意識のうちに驚異的なコンセントレイションを得ることができる稀有の才能の持ち主だ。浅野忠信が一時期だけ持っていたものを、持ち続けている。
中村優子には、久しぶりに、やられた。
画面越しの女の貌や挙措に足許を掬われたのは、ハモン・ハモンのペネロペ・クルス以来かもしれない。


細部の演出のムラは、どうだっていい。
尺を間違えているように思えたところもあったが、崔洋一がわざとそうしているだろうから、それもどうだっていい。
たけしの大阪弁だけは、本当にひどかったが、それさえどうだっていいと思えるのは、紛れもなく「映画」だけが成し得ることを、全うしていたからだ。


豚を屠るための包丁を研ぐたけしの貌。
不随になった中村優子の身体を金盥で洗い、ため息をつくたけしの貌。
あれは、私の中に一生残る。
いや、あれは、私の中にあって、私が隠している貌なのだ。


本棚に原作を探すが、なぜか上巻しか見つからない。
まあ、それもどうでもいいや。
数年ぶりに梁石日に呑まれてみることにする。

  1. 2007/06/21(木) 01:55:36|
  2. cine
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