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血の音

咳が止まらず、そのくせ喘息の発作はさほどでもなく、微熱が続いて寒暖の感覚が鈍っている、という状態が続いているので、これは軽い肺炎なのかもしれないが、そうだとしても気に留めるほどのことだとは思っていない。


ただ、体調を崩してから、聴覚が妙に敏感になっている。

感覚が鋭敏になる成分のものを摂取したときの状態に似ているが、少し違う。
そういうものを摂取すると、音の多層性が顕かになり、音楽という芸術(というのしか言葉が浮かばないが)の多面性が、宝石を眺めているように、聞こえてくる。
眺めているように聞こえる、というのは聞こえがおかしいが、まさにそうなのだ。視覚でも聴覚でもなく、「聞こえる」のである。

今の状態は、聴覚として独立している。
可聴域が、拡がっているのだ。

ほんとうに耳のいい人が聞けば、再生回数が3回以下のアナログレコードは、CDよりも格段に「音がいい」という。
3回ほど再生してしまうと、デジタル化されたものと同等になり、その後は劣る一方、なのだそうだ。

たかだかなんとか生活できる程度の体調不良が天才的な聴覚を生み出す、ということはあり得べからざることであり、せいぜい普段に毛が生えた程度なのだが、192kbpsのMP3とCDの音質の違いをうまく言い表すことができない、凡人の耳しか持っていない私ゆえ、現在、音楽を聴くのが非常に愉しい。
SOULAVYを聴くと、クロダケイイチロウのスネアのサスティンに鳥肌が立つ。


耳の後ろに、がさっ、ざさっ、と、血が流れる音が、時折聞こえる。
それも聴覚の鋭敏化のせいだと思っていたが、どうも違ったらしい。
原因は、持病の期外収縮(心臓がたまにカウントし損ねること)である。
その度合いが増え、没カウント後のリスタートに、アクセントがついているのだ。


体調がおもむろに回復すれば(肺炎でしかも悪化しなければ)、この音も已むのだと思うと、少し寂しい。
自分と対峙する、修練を積んだ術者が、眼前からふっと姿を消す、その時の音のように聞こえて、オスの血が騒ぐのだ(本当に血が騒いでるのだけれど)。


煙草の本数は自然と減った。吐き気がひどいからだ。
だが今日、吸わないにしても持っていようと思い、勤務しているビルの13Fの自販機へ買いに行くと、それまでは置いてあったハイライトメンソールがない。
数年ぶりに、セブンスターを買った。
ある女性が吸っていた煙草である。


一口吸ったら、やはり血が騒いで、やはりひどい吐き気がした。


が、吐かなかった。

  1. 2007/01/24(水) 23:49:20|
  2. musica
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ハイライトメンソールの魅力。

禁煙したことがない。禁酒はしたことがある。禁酒したときに,たばこの好みが変わった。マイルドセブンを吸っていたが,物足りない。ハッカの飴をなめ,酢を飲み,たばこはハイライトメンソールに変えた。体調はすこぶる良くなったが,禁酒のための薬で,体がおかしくなった
  1. 2007/03/11(日) 22:19:33 |
  2. いいものみつけた







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